教育

2013/03/04

雪上キャンプ(なんちゃって)

最近の個人的に専ら新車の話題に集中している。そのことは、車に特化したサイトである"みんカラ"に書くようにした。それぞれのニックネームが違うので、自分でも管理がちょっと混乱している。このココログでは車以外の話題に戻そうと思う。

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さて、例年の行事である戸隠参りに来ている。今年は雪が多いという話だったが、そろそろシーズンも終わりに近づき、昨夜までの冷え込みを最後に寒気団も北上し、気温も上がることが予報されている。ギリギリのタイミングの実習である。


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雪上キャンプと言っても民宿の風呂と食事付き。寝るのが雪上テント。専門家には生ぬるいと怒られるかもしれないが、教員の卵たちの野外活動体験と位置づけてこのプログラムをはじめて、もう25年ほどになる。本日はテント設営。今夜学生たちはマイナス10℃の眠りを経験する。

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2009/05/14

新型インフルエンザで自粛ブーム

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5月14日。オークランド(ニュージーランド)に着いた。
11日に勤務先の危機管理対策部署からインフルエンザ対策のお達しがあり、危うく渡航を延期させられそうになった。何とか理由をつけて予定通り出発することができたが、ちょっと複雑な思い。ニュージーランドは確かに感染者が7人ほど出ているようだが、いずれもメキシコ帰りの学生で、入国後直ちに隔離された島にいる。国内で2次感染しているわけではないことは、日本と同じ。ニュージーランドに入国することより、移動に伴う空港や航空機内での感染リスクが大きいのだろう。

出発前に読んだ朝刊に「徳島市内、全小学校が修学旅行中止」とあった。ローカルニュースだと思っていたら、共同通信が全国配信している。日本国内の旅行にさほどのリスクがあるとは思えないが、やけに用心深い。心待ちにしていた子どもたちにとっては逆に辛い経験になろう。数日前には高校の海外修学旅行が直前に中止されたニュースもあった。キャンセルすることによる経済的損失、計画した研修プログラムが水の泡になったこと、なにより子どもが被る心的影響を考えると、さほどあるとは思えないリスクを回避する理由は個人的には思い当たらない。

徳島に住んで20年を超える。そこで目にしてきたのは徳島流「教育的配慮」。子どもたちを極力保護することが基本であるようだ。
たとえば、高校受験。私学が少ない地域にあって、公立高校受験に失敗し中学浪人となるリスクを排除するため、ほとんどの高校の競争率が1.0になるように中学側が進路指導により受験校を調整する。
たとえば、競泳の県大会。棄権者が出たため予選が無くなり一発決勝となった際、ブロック大会へ進出するための標準記録を突破する機会を補償するため、決勝の後に標準記録を突破する(失われた)チャンスを回復するための追加レースを行うことを本気で検討する人々。

ここで育つ子どもたちは、安全に保護されて大人になっていくのだろう。

これは、はたして子どもたちのためになっているのだろうか。逆に子どもが成長する機会を失わせていないだろうか。はたまた、大人の保身、責任を逃れるための“事なかれ主義“の選択ではないだろうか。

インフルエンザによる様々な自粛も微妙な問題ではあるが、正確な情報収集、疫学的理解、それに”教育的配慮”のうえでバランスのとれた判断が望まれる。

子どもたちもそうだが、まず、大人が成長しなければ。

(写真はインフルエンザ患者がいるランギトト島。孤島に隔離されているのではなく、たまたまこの島の学校の生徒なんだそうだ)

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2008/05/24

報道機関の罪

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トップ記事だから目についた。

「目的外使用」? またマッサージチェアやカラオケセット?あるいはコンサート?と思ってよく見たら、「安全・安心な学校づくり交付金」じゃない。体育施設はじめ学校の改修には積極的にこれを活用せよと文部科学省が音頭をとって広めてきた制度である。ナニ?プール改修・調理場の整備が目的外?そんなことはない。この補助金の対象事業リストに載っているじゃない。

安全・安心な学校づくり交付金
対象事業リスト

本来なら、予算運用の利便性確保のため一本化された学校等改修交付金の使途が、結果的に耐震化事業に4分の3が費やされたというニュースであるべきはず。逆に言えば耐震化以外の改修事業が圧迫制限されているとも解釈できる。耐震化以外の改修事業をすることは、いけないことなのか?

時節的に耐震化を優先する考えは解らなくもないが、老朽化した体育館・プール・調理室・屋外教育施設等、本来の教育目的を全うするための改修を妨げる理由はない。校舎の耐震化は児童生徒の生命安全を保障する大切なものだが、プール水泳だって児童生徒の生涯にわたる生命、もっと言えばその成果が家族や周りに居合わせた人の安全性にまで影響する大切な学習の場である。どちらが大切か?優劣をつけるような問題でもないだろう。どちらも大切。

何か勘違いか誤解、あるいは特定の意図が働いているように見える。
ネット検索したら、読売新聞共同通信が同記事を掲載している。

見識を疑うね。

その情報源は財務省の見解。予算の性質や目的を全く理解していない。

「学校づくり交付金の使い道は地方自治体の裁量に任されているが、プールの整備など趣旨に合わない例が約24%にも及んでいる。国庫補助率を引き上げる以上、使い道は厳格化してほしい」

だったら、耐震目的事業だけ補助率を引き上げればいいんじゃない。プール整備などそのほかの改修事業をするなというのか?趣旨に合わないと言っている24%は、「安全・安心な学校づくり交付金」の基準に合致しているのに。

これに対する文科省の見解はどうなんだ?

ボンクラ官僚の的外れな発言をそのまま伝えるだけなら、誰にでもできる。
物事の真偽と本質を見極めて、しっかり解釈して伝えてほしい。

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2007/10/21

夜回り先生講演会

夜回り先生の講演を聴いた。
横浜の定時制高校に勤務し、(夜回り先生曰く)夜の世界に住む高校生たちとの関わりからくる実体験の話は、切実感と重みがある。大人たちがしなければならないことを放っておいていること、あるいはしてはいけないことをしていること。夜の世界に移行せざるを得ない子どもたちの実態が語られた。なにより、夜回り先生の強い正義感・使命感に心を打たれた。
それとともに感じたことは、夜回りの実体験を通して、非行、深夜徘徊、薬物乱用、精神障害、性道徳と性感染症などにはじまり、教育行政、厚生行政、産業、政治へと幅広い知識と一定の見識を持つ、総合力のある人物であることだ。
必要なのは聞く側の感受性とモラル。
悪いことは改め、世の中を良くしていこうとする姿勢。
前に述べた町のスポーツ・文化基板作りにも関係する。

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2007/10/09

2年連続最下位

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先週まで、10日間ほど秋田国体に行っていた。徳島県選手団の本部役員として、各競技の激励・応援と、戦況分析を担当して4年目になる。残念ながら徳島県は総合点で2年連続最下位。日本国内でもっともスポーツ競技力の劣る地域である。今年は県知事が県体育協会の会長になって、やっと行政力を伴った強化をする体制を整えつつあるところだが、そうなってからまだ日も浅い。だいたい、徳島は体育施設整備にかける経費が県民一人あたり4000円程度であり、全国平均をはるかに下回る。スポーツに力を入れている県は軒並み10000円を超える。まだ本気でないのだ。
競技力を支えるのは、競技場や練習場などのスポーツの基盤整備だけでなく、指導者の養成と組織づくり、選手や家族への啓蒙など課題は山積。その成果はすぐには現れず、5年後、10年後に反映する。
なにより、必要なのは一般市民の体育スポーツに関する理解と協力。スポーツを愛好する態度。子どもの運動不足が指摘され、体格・体力・身体操作能力に劣り、成人病の気配が子どもにまで現れ、過度な受験優先の教育環境を見るにつけ、現状はそれまでの大人たちの政策や教育がもたらした結末ともいえる。
必要なのは、来年の大分国体で最下位を脱出することではない。
社会を適正に支える大人を輩出するための、バランスの良い教育。スポーツを支える成熟した文化だ。

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2007/08/31

主要教科って・・

小学校学習指導要領改訂素案が紙面を賑わせている。
ここ30年ほど続いてきた授業数削減の流れを転換し、主要教科を1割増やすのだそうだ。
教育機関に務めて23年が経つが、頭も心も行動もオバカな日本人が増殖中の世の中にあって、この方針変換は妥当、いや遅過ぎた感もある。
肝心なのは、単に時間数の増加に終始することなく、そこで行われる教育が子どもたちにどう届き、どういう大人へと育っていくかだ。
ところで、各紙面のなかで、私が仕事上関係が深い「体育」教科の取り扱いがおもしろい。

徳島新聞:
国語、算数、理科、社会、体育の主要5教科の授業時間数を・・・・
産經新聞:
国語、算数、理科、社会などの各教科の授業時間数を・・・・
毎日新聞:
主要4教科(国語、社会、算数、理科)と体育の授業時間を・・・・

情報ソースは中教審が取りまとめた文書なのだが、それをどう要約するかによって、各社の姿勢が見て取れる。
記者さんが元情報をどう読みどう理解したか、それにデスクさんがどう介入したか。
こんな観点から新聞を選ぶのもおもしろい。
朝日・読売は要約の程度が浅いので、原文情報がほぼ伝わる無難な文面。
とりあえず、サンケイは評価ランクを下げることにしよう。

受験制度上、体育は主要扱いされていないが、人づくりとなると話は別。
スタートラインに足先をあわせて構えることさえ困難な”健常児”が少なくない今、人として必要な機能を確かに身につけることは大切。

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